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赤ら顔に悩む男性は意外に多い?!
赤ら顔の悩みは女性に多いのですが、男性でも悩みを抱えている方がいます。
女性に比べると男性の肌は厚く刺激にも耐性があり、普段からメイクをしないので肌への負担も少ないため、赤ら顔を含め肌トラブルは少ない傾向にあります。
男性の肌トラブルが少ない中で、赤ら顔の症状が出てしまうと、女性以上に悩みは深刻。
男性の場合は、コンシーラーやメイクなどでごまかすこともなかなかできません。
また、男性向けのスキンケア情報はまだ少なく、対処法が分からないまま放置していたり、敏感肌用の化粧水を次々と変えて使ってみたり、と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな男性の赤ら顔について、考えられる原因や解消法をご紹介します。
赤ら顔に悩んでいる方はご紹介する方法で改善しないか確認してみてください。
男性の赤ら顔の主な原因
男性の赤ら顔も、普段はそこまで赤くはないけれど何かのタイミングで赤くなる場合と、普段からいつも赤い場合がありますが、それぞれに原因は異なります。
何かのタイミングで赤ら顔になる場合
何かのタイミングで赤くなる場合は、例えば、人前に出て話をしなければならないときや、冬場に寒い屋外から暖かい室内に入ったときなどです。
人前に出て話をする場合など緊張を強いられるシーンで、顔が赤くなるという方は多いようです。人は緊張をしてストレスを感じると、自律神経のバランスが乱れて血管が拡張気味になることで、顔が赤くなってしまいます。
また、寒い屋外から温かい室内に入ったときなども、体が熱を放出させるために脳が命令を出して毛細血管を拡張させることで、皮膚の薄い顔に血液がどっと流れ赤くなってしまいます。
これらの症状は、多くの皆さんにも経験があると思いますが、人間に備わった防衛本能のようなもの。多かれ少なかれほとんどの人に当てはまると思います。しばらくたてば顔の赤みは徐々に引いてくるはずです。
普段からいつも赤ら顔の場合
もう一つは、普段からいつも赤ら顔になってしまっている場合です。赤ら顔の悩みをお持ちの方は、ほとんどがこちらだと思います。
普段からいつも赤ら顔の場合の原因としては、主に「肌バリア機能の低下」と「毛細血管の拡張」の二つの原因が考えられます。
■肌バリア機能の低下
間違った洗顔で肌の乾燥が続いていたり、生活習慣の乱れなどで肌バリア機能が低下することで、乾燥肌や敏感肌へ傾き炎症が起きやすい肌になってしまっている可能性があります。
皮脂分泌が多い方も、過剰に分泌した皮脂が酸化し、顔がかぶれ炎症を起こすケースもあります。
肌が炎症を起こして赤くなり、同時に痒みや肌荒れなどの症状が出ることもあります。
■毛細血管の拡張
先ほどの何かのタイミングで赤ら顔になる場合も直接的な原因は血管の拡張ですが、いつも顔が赤くなっている場合は、普段から毛細血管が拡張しがちで、薄い顔の皮膚を通して赤く透けて見えている可能性があります。
元々顔の皮膚の薄い方や敏感肌の方の場合は、小さな刺激でも血管が炎症を起こし毛細血管が拡張しやすくなっています。毛細血管が拡張すると赤血球の数が増えて、毛細血管の色が透けて見えることで赤くなってしまうのです。
誰でも顔をパチパチと叩くと赤くなると思います。
肌に刺激を受けると毛細血管が拡張するのは、人が持つ本来の機能です。
刺激がなくなると拡張していた毛細血管も徐々に収縮してくるため、赤くなってもしばらくすれば赤みは引いてきます。
しかし、皮膚の薄い方や敏感肌の方の場合は、刺激を受けやすく常に毛細血管が拡張した状態になっています。常に毛細血管の赤が透けて見えることで赤ら顔が続いてしまうのです。
男性の赤ら顔を解消する方法
「肌バリア機能の低下」と「毛細血管の拡張」が赤ら顔の原因であるならば、肌バリアの機能を改善し、毛細血管の血流を正常化できれば赤ら顔の改善につながるはずです。
そのためにできることをご紹介します。普段の生活で少し気を付ければよいものも多いので、ぜひ実践してみてください。
- 肌に負担をかけないように洗顔する
- 肌を保湿して乾燥を防ぐ
- セラミドで肌のバリア機能を修復する
- 拡張した毛細血管にアプローチする成分を補給する
- 負担になる添加物を肌に触れない
- 赤ら顔専用化粧水を活用する
肌に負担をかけないように洗顔する
間違った洗顔方法は、肌の角質層にダメージを与えてしまい、肌のバリア機能がすることで、乾燥など肌トラブルの原因につながってしまいます。
洗顔をするときは、洗顔料を良く泡立て、ゴシゴシとこすらないように、泡を動かすように優しく洗います。泡立てには泡立て用のネットを使うと簡単にきめ細かい泡を作ることができます。
あまり長く洗い過ぎると必要な皮脂まで落としてしまいます。洗顔時間は1分ほどを目安にして洗いすぎに注意しましょう。皮脂分泌が気になるからと1日に何度も洗顔をするのもNGです。
肌を保湿して乾燥を防ぐ
洗顔をした後は、しっかり保湿をしましょう。
洗顔後に化粧水を使っている方も多いと思いますが、もし化粧水だけしか使っていない方がいるようであれば保湿方法の見直しが必要です。
化粧水は成分の大半は「水」です。化粧水は肌に水分を与えることはできますが、水を溜め込む保湿の機能はほとんどありません。肌に水分を与えることで、肌の調子を整えたり柔らかくしたりというのが化粧水の主な働きです。
一時的には肌に水分を与えてくれるものの、保湿の働きがないことから、時間が経つと蒸発してしまい肌は乾燥してしまいます。
そのため、肌の乾燥を防ぐためには、化粧水だけではなく、保湿成分の配合された乳液や美容液などのスキンケア商品を使って肌の内部に水分を肌に閉じ込めることが重要です。
化粧水や乳液、クリームなどいくつも化粧品を使うのが手間・面倒だという男性には「オールインワンジェル」がオススメです。全ての機能が一つにまとめられているので、それだけでスキンケアが完了します。
セラミドで肌のバリア機能を修復する
肌のバリア機能を担っているのが、細胞間脂質であるセラミド、角質細胞内の天然保湿因子であるNMF、皮脂の3つの物質ですが、肌のバリア機能が低下してくると、肌内部の潤いを留めることができなくなり、乾燥肌や敏感肌へ傾き、肌が炎症を起こしやすくなってしまいます。
弱った肌のバリア機能を高めるためには、特に細胞間脂質を構成するセラミドを補給すること。セラミドを肌のバリア層にしっかり浸透させることで、肌のバリア機能を高めることができます。
ただし、セラミドにも色々と種類があり、こんにゃく芋などから抽出された「植物性セラミド」や、石油から生成された「合成セラミド(疑似セラミド)」など、低品質のセラミドを配合した化粧品も多く販売されています。
セラミド化粧品を選ぶ場合は、角質層にあるセラミドと同じ化学構造を持つ「ヒト型セラミド」が配合されたものを選ぶと良いでしょう。ヒト型セラミドは、ヒトと名前が付いているとおり、人間の体内にもともと存在しているセラミドと近い構造をもったセラミドで、肌への浸透力が高いのが特徴です。
成分の見分け方は、「セラミド1」「セラミド2」などのように、セラミド+数字で表示されているものが「ヒト型セラミド」です。(最近は成分表記のルールが変わり、セラミド2=セラミドNG、セラミド3=セラミドNP、等表記されている場合もあります)
先ほど紹介したオールインワンジェルにも、ヒト型セラミドが配合された高保湿タイプのものもあります。
拡張した毛細血管にアプローチする成分を補給する
拡張した毛細血管にアプローチする成分には、ビタミンKなどがあります。ビタミンKは、脂溶性ビタミンの一つで、血液を正常に整える作用があります。
ビタミンKには血液を凝固する働きがあるため、出血が起きた場合に血を凝固させて止血するよう作用します。血液の凝固だけでなく、出血していない場合には正常に血液が流れるように凝固の抑制にも働きます。
この血液の凝固を抑制する働きによって、毛細血管が拡張して滞留している血流を正常にし、気になる顔の赤みにアプローチすることができます。
それ以外にも、ショウガ根茎エキスなどにも血行促進作用があり、血行を促進することで滞留している血流を正常に整えることが期待できます。
ビタミンKは、一定の効果を評価されていますが、肌に合う・合わないがあるようです。「顔がほてってしまった」「余計に赤くなった」といった口コミも見られ、使用には注意が必要です。
最初は、肌への刺激成分が少なく、保湿成分がしっかり配合され、血行を改善する成分・炎症を抑える成分が配合された化粧水を選んで使ってみてください。
負担になる添加物を肌に触れない
赤ら顔は、肌のバリア機能が低下していることも原因です。そのため、肌に少しでも負担になるような成分は避けるべきでしょう。
赤ら顔の症状が出ているということは、肌が敏感な状態になっています。アルコールやパラベン、鉱物油、香料、着色料など肌への刺激になりそうな添加物は、赤ら顔を悪化させてしまう可能性があります。
市販されている化粧水にはこれらの添加物が配合されていることも多く、化粧水選びの際は成分表をよく確認しましょう。
赤ら顔専用化粧水を活用する
赤ら顔専用の化粧水が販売されていますので、そういった化粧水を活用するのも効果的です。
多くの赤ら顔専用化粧水には、赤ら顔の原因である「肌バリア機能の低下」と「毛細血管の拡張」に直接アプローチする成分が配合されており、また敏感な肌に負担を与えないように無添加にこだわった成分配合になっています。
赤ら顔専用化粧水は、あまり多くの種類が販売されているわけではありませんが、中でもオススメは「白漢 しろ彩」という和漢化粧水です。
血行を促進する効果やセラミド合成機能を高める効果のある4種類の和漢植物エキスのほか、ヒト型セラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなどの保湿成分など、赤ら顔に効果的な成分がたっぷり配合されています。
無添加にもこだわり、アルコール・パラベン・鉱物油・人工香料・着色料など少しでも肌への刺激になりそうな添加物は使用されておらず、肌バリア機能が低下している赤ら顔の方でも安心して使うことができます。
ビタミンKは配合されていませんが、刺激は弱く、口コミにあったようなほてりや赤みの心配もありません。
医学誌にも掲載され、医師の91.8%が使い続けたいと回答している赤ら顔専用化粧水。
30日間であれば使い切ったあとでも返金保証してくれるので試しやすく安心感もあります。
赤ら顔にお困りの方は一度お試しください。
さいごに
女性だけでなく男性でも悩みを抱えている人が思っている以上に多い「赤ら顔」。
女性に多い症状でもあり、また男性の場合はコンシーラーやメイクなど化粧でごまかすことも難しく、コンプレックスに感じてしまっていることもあるようです。
私の知り合いでも、若い頃から赤ら顔の症状の人がいて、緊張したときやお酒を飲んだときだけではなく、いつも鼻から眉間辺りが赤くなっていました。赤ら顔だといつも緊張しているように見られるし、会議での発言も説得力が弱くなる気がする、とやはり悩みを抱えていました。
今回は、目の下にできるクマの種類・原因・それぞれのセルフケア方法をご紹介しました。是非自分に合ったケア方法を見つけてください。
ただし、セルフケアでできる方法は医療行為ではありませんので、どれも即効性が期待できるものではありません。赤ら顔専用化粧水も効果は高いと言われていますが、それでも1ヶ月近くは使う必要があり、継続的なケアが必要です。
正しいスキンケアは続けることで肌の健康にもつながります。すぐに効果が出ないとあきらめずに続けていきましょう。