近年様々なメーカーから白髪染めが販売されていますが、白髪染めは男性用、女性用、男女共用タイプの商品が存在します。
ドラッグストアなどでも男性用・女性用それぞれのコーナーに分かれて販売されているため、男性用と女性用の白髪染めは全く別物と思われている方も多いかと思います。
今回は、男性用と女性用の白髪染めの違いや、男性にオススメのヘアカラートリートメントについてご紹介します。
男性用と女性用の白髪染めの違い
ドラッグストアや通販サイトで販売されている白髪染めの多くは男性用と女性用とに分類されています。
パッケージを見ても、いかにも男性用・女性用と別物のようですが、成分表を確認すると、有効成分として配合されている成分は同じです。
それもそのはず。同じく髪に使う育毛剤などは、髪が薄くなる原因や髪を育てる対策が男性・女性で異なっていますので成分を変える必要がありますが、白髪の場合は、白髪になるメカニズムも髪を染める効果も男性・女性で変わることがありません。したがって白髪を染めるための成分にも違いがないのです。
男性用と女性用とに商品が分かれている理由としては、メーカー側のマーケット戦略によるものと言えます。同じ商品を販売しても、男性用・女性用とうたえば、男性も女性も自分向けの商品と手に取りやすくなります。実用性だけを重視するなら男性用か女性用かさほど気にしなくていいと言えるでしょう。
ちなみに男性用の白髪染めは早く染まるタイプのモノや匂いの少ないモノが多く、女性用の方がカラーのバリエーションが多い傾向があります。
男性は女性と比べてあまり髪の色に拘らない人が多く、また会社勤めであまり明るい髪色にできない方も多いことからブラック、ダークグレー、ブラウンがメインでその他の色はあまり販売されていません。女性は白髪染めにもお洒落な色を求めることが多いことからカラーバリエーションが豊富と言えます。
男性の方が髪の毛が太く濃いことから、男性用白髪染めの方が染色力が強い成分が配合されていてその分刺激が強いのではと思う方もおられるかもしれませんが、そういうことはありません。男性が女性用の白髪染めを使用しても、女性が男性用の白髪染めを使用しても特に支障はなく、男性用・女性用で気にせず使用できます。
ヘアカラートリートメントのすすめ
男性用の白髪染めというと、メンズビゲンやサロンドプロなどのヘアカラー商品が多く、ヘアカラートリートメントはほとんど販売されていません。
ヘアカラートリートメントは女性向けの商品のイメージが強く、男性には少々買いにくい雰囲気がありますが、先ほどご説明したように、白髪染めは成分的に男性・女性の違いはありません。
男性にも是非ヘアカラートリートメントを使ってもらいたいと思います。
ヘアカラートリートメントには、ヘアカラーのような酸性染料が配合されておらず、キューティクルを開くことなく髪を染めることができますので、髪や頭皮を傷めることがありません。
また名前のとおり、トリートメント成分が配合されており、白髪を染めることと同時に髪を保湿したり髪のダメージを補修する効果のあるモノが多いのも特徴です。
トリートメントは肌を保湿してくれるので抜け予防にも効果的で髪の毛のアンチエイジングを考えるなら男性でもヘアカラートリートメントを使用した方が良いでしょう。
また男性の方が皮脂の分泌が多いことから、男性でも肌が弱い人や頭皮の荒れが気になっている場合はヘアカラートリートメントを使用することで頭皮トラブルの予防・改善にもなります。
ほとんどのヘアカラートリートメント商品は、Q&Aなどに男女兼用の記載がされていますので男性も安心して使えます。髪や頭皮を傷めずに白髪を染めたい男性の方は是非使ってみてください。
ご夫婦で白髪染めをされている方であれば、別々に商品を購入するのはコストがかかりますので、ヘアカラートリートントを一緒に使えば節約にもなります。