目次
男性にも悩む人が多い目の下のクマ
自分ではあまり疲れているつもりはないのに、目の下にクマがあるだけで、「疲れてるの?」「昨日は遅かったの?」「体調大丈夫?」などと言われたことはありませんか?
目の下のクマは、女性の悩みと思われがちですが、実は男性も悩みを抱えている方が多くいます。
目の下にクマがあるだけで、疲れて見えたり、不健康に見えたりしてしまうこともあり、良い印象を与えることはできません。
特に初対面では第一印象が重要ですが、目の下にクマがあると印象はどうしても悪くなり、ビジネスシーンでも気付かない間に損をしてしまっていることもあるかもしれません。
女性の場合はコンシーラーで隠したり、メイクでごまかすこともできますが、男性の場合はそういったことも難しく対策に困っている方も多いでしょう。
今回は、そんな男性の目の下にできるクマについて、クマの種類や原因、今すぐできるセルフケア方法についてご紹介します。
目の下のできるクマの種類
目の下にできるクマは、大きく分けて「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類があります。
クマの種類 | 主な原因 |
---|---|
青クマ | 血行不良(生活習慣、ストレス、乾燥)、皮膚痩せ(加齢) |
茶クマ | 色素沈着(紫外線、摩擦、乾燥) |
黒クマ | 皮膚のたるみ(乾燥、加齢) |
青クマ
青クマは、目の下が透けて薄く青黒く見える症状で、男性は比較的この青クマが多いようです。
青クマの主な原因は「血行不良」です。
触ってみると分かりますが、目の下の皮膚は非常に薄いのです。その厚さは0.5mmほどしかなく、人の体の中で最も薄い皮膚と言われています。他の皮膚のほとんどが2mmほどあるのに対し、その1/4程度しかなく非常に薄くデリケートな場所なのです。
血行不良になると、目の周りの毛細血管を流れる血液が赤黒く変化して、その色が薄い皮膚を通して透けて見えることで青黒くクマのように見えてしまうのです。
青クマのもう一つの原因は「皮膚痩せ」です。
血流が悪化しても、目元にしっかりと脂肪がついていると目立って透けてくることはありませんが、年を取ってくると、皮膚内部のコラーゲンやエラスチンが減少し、徐々に皮膚が痩せて薄くなってきます。
このように皮膚が痩せてくると、皮膚の下にある色素が透けやすくなり青黒く見えてしまいます。
茶クマ
茶クマは、目の下が黄色がかったような茶色ぽく見える症状です。
茶クマの主な原因は「色素沈着」です。
紫外線や摩擦などの刺激を受けることでメラニン色素が生成されますが、年齢とともに肌のターンオーバーが低下してくると、メラニン色素が蓄積されてしまい肌に色素沈着を起こしてしまいます。この沈着した色素が茶クマになります。(いわゆるシミです)
長年メイクをしている女性にも出やすいクマですが、男性でも花粉症などで目をよく擦っている方などのように、普段から皮膚に負担をかけ続けていると茶クマの原因になってしまいます。
黒クマ
黒クマは、目の周りの凹凸で、目の下が影になって黒く見える症状です。
黒クマの主な原因は「皮膚のたるみ」です。
加齢や肌の乾燥によって、皮膚内部のコラーゲンやエラスチンが減少し、保水力が弱まってくると眼球の周りにある「眼窩脂肪(がんかしぼう)」や溜まった「老廃物」を、皮膚が支えきれなくなり前に突出してきます。
眼窩脂肪や老廃物が前に突出してしまうことで、目の下の皮膚がたるみ、たるんだ皮膚によってできた影が黒く見え、黒クマを作ってしまうことになります。
クマの種類の見分け方
クマの色である程度は種類も分かりますが、自分のクマがどの種類か分からないという方は、次の方法で確認してみてください。
青クマの見分け方
目の下を指で軽く引っ張ってみてください。青クマの場合は、皮膚自体に色が着いているのではなく、皮膚の下に溜まっている血液が透けているだけです。
目の下を引っ張っても動かなければ、それは青クマです。
また、蒸しタオル(ホットタオル)などで血行を良くしたり、軽くマッサージをするなど、血行改善で色が薄くなる場合も青クマと見分けることができます。
茶クマの見分け方
青クマのときと同じように、目の下を指で引っ張ってみてください。
茶クマの場合は、皮膚自体に色が沈着しています。
目の下を引っ張ってクマも一緒に動く場合は、それは茶クマです。
黒クマの見分け方
黒クマの場合は、目の下が影になって黒く見えているだけで、皮膚自体に色が着いているわけではありません。
顔を上に傾けてみたり目の下を引っ張って、光の加減で色が濃くなったり薄くなったりするようであれば、それは黒クマと見分けられます。
黒クマの場合は、下まぶたにたるみが出ていることがほとんどですので、見た目にも分かりやすいと思います。
今すぐできるセルフケア
女性であれば、コンシーラーやメイクなどを使ってクマを目立たなくすることもできますが、男性の場合はなかなかそういうわけにもいきません。
また、本格的にクマを解消するのなら医療機関で「ヒアルロン酸注入」や「レーザー治療」を行うといった選択肢もありますが、そこまで本格的に治療をしたいと思う方は多くないでしょう。
今すぐセルフでできて、比較的手軽に効果が期待できるケアをいくつかご紹介しますので、まずは自力で改善をはかってみましょう。
化粧水や乳液で保湿する
目の下のクマに限らず、肌トラブルを引き起こす最大の原因は「乾燥」です。即効性のあるケアではありませんが、乾燥対策は肌ケアの基本でもあり、どのクマにも有効です。
男性も洗顔後やお風呂上りに化粧水を使っている方も多いと思いますが、化粧水だけでは保湿は不完全ですので、乳液やクリームなども使ってしっかり保湿しましょう。
化粧水・乳液・クリームを使い分けるのが面倒だという方には、一つで全部の機能をまとめたオールインワンタイプの美容液を活用すると良いでしょう。セラミドなどの高保湿成分が配合されたものもあり、肌トラブルの解消にも効果が期待できます。
▼メンズオールインワンジェルはこちらのページで詳しく紹介しています。
蒸しタオル(ホットタオル)で血行を改善する
青クマは血流が滞ってしまったことで、赤黒くなった血液が透けてみえることが原因です。そのため悪化した血行を改善することが青クマ解消に効果的です。
蒸しタオル(ホットタオル)は、血行不良になっている目元を蒸したタオルで温めるだけですのでお手軽に試すことができます。
タオルを水で濡らしてしっかり絞ったら、電子レンジで1分ほど加熱します。加熱直後は少し熱いので、やけどしないように気を付けながら、目元に当てます。
蒸しタオルが面倒な方は、市販されている「めぐりズム 蒸気でホットアイマスク」などを活用すると良いでしょう。適温の40度で10分ほど温度が続くので使いやすいです。
⇒ めぐりズム 蒸気でホットアイマスク
BBクリームで隠す
BBクリームは、男性にはあまり馴染みがありませんが、美容液、保湿クリーム、ベースメイク、ファンデーション、日焼け止めなどの機能を兼ね備えたオールインワン化粧品です。
男性には、ファンデーションなどの機能のないオールインワンジェル系の美容液が一般的ですが、オールインワンジェルは保湿など肌ケアが主な働きで、直接的に色を隠す機能は持っていません。
BBクリームは、ファンデーションの機能を持っているため、気になるクマも隠すことができます。また日焼け止めの機能もあるため、紫外線から肌を守り、シミやクマができるのを防ぐ働きもあります。
男性向けのBBクリームはほとんど販売されておらず、女性向けはメイク前提に成分配合されていることからカバー力が強すぎて男性には浮いてしまいがちです。
選択肢は少ないですが、男性専用のBBクリームが販売されていますのでご紹介します。
⇒ NULL メンズBBクリーム
目の下専用アイクリームを使う
目の下のクマ専用のクリームを使ってコラーゲン生成を促す成分を塗るのも効果的です。
皮膚はコラーゲン組織があることで肌のハリや弾力を保っていますが、コラーゲンは加齢とともに減少してしまいます。
コラーゲンが減少してしまうと、肌のハリや弾力が失われ、皮膚が痩せて薄くなり、クマの原因になってしまいます。
加齢はどうすることもできませんが、コラーゲンの生成を促して、皮膚痩せを防ぐことができれば、目元の皮膚に厚みが出てクマの目立ちを抑えることができます。
肌のコラーゲン生成を促す栄養素としてはビタミンCが有効です。特にビタミンCを肌に浸透しやすいように加工された「ビタミンC誘導体」が配合されたクリームが有効です。
ビタミンC誘導体が配合されたクマ専用クリーム → 目の下用アイクリーム・メンズアイキララ
さいごに
女性だけでなく男性でも悩みを抱えている人が思っている以上に多い「目の下のクマ」。
クマがあるだけで、疲れているように見えたり、印象が悪く見えたりしてしまいます。ビジネスシーンでも、悪い印象を持たれてしまっては良いことは一つもありません。
今回は、目の下にできるクマの種類・原因・それぞれのセルフケア方法をご紹介しました。
是非自分に合ったケア方法を見つけてください。
ただし、セルフケアでできる方法はどれも即効性のあるものではありませんので、継続してケアをしていく必要があります。正しいスキンケアは続けることで肌の健康にもつながります。すぐに効果が出ないとあきらめずに続けていきましょう。