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40代男性の「メロンパン肌」化に注意
20代にはツルリとしてハリのあった肌が、30代には少しずつ潤いが少なくなり、さらに40代になってくると肌表面が凸凹として、弾力のないゴワゴワとした硬い肌になってきます。
こういう肌は、「メロンパン肌」などと例えられることも。
メロンパンは美味しそうですが、肌の状態に例えられても全くうれしくはありません。
さらに肌の色も赤黒くくすんでくれば、典型的な「老け顔」になってしまいます。
そのまま放置しておくと肌の状態はますます悪くなり、老け印象を加速させることにもなってしまいます。
そんな「メロンパン肌」の原因を知って、手遅れになる前に適切なスキンケアを始めましょう。
メロンパン肌の原因
メロンパン肌になる原因は一つではなく、いろいろと複合的にあるのですが、中でも大きな影響があると考えらているのが「髭剃り」と「紫外線」です。
髭剃り
男性の肌は女性に比べて皮脂の分泌量が多く、一見肌の水分量が多いように見えますが、肌内部の保水力は女性の半分ほどしかないと言われています。
男性の肌は皮膚が分厚く、キメも粗いことから、水分蒸散量が多いのがその主な原因なのですが、それに加えて男性の生活習慣である「髭剃り」によっても肌のダメージが蓄積されがちです。
多くの方が毎日T字カミソリや電気シェーバーなどを使って髭を剃っていると思いますが、このとき髭だけでなく肌の角質層まで一緒に削ってしまいます。
角質は肌の表面にあり、水分の蒸発を防ぎ、細菌が肌内部に入るのを防ぐバリアのような働きをしています。
角質は本来、ターンオーバーのサイクルで古いものから順番に自然と剥がれ落ちていくものですが、髭剃りで削ってしまうと、肌はバリア機能を取り戻そうと再生しようとするのですが、そのたびに固くゴワゴワとした肌になってしまうのです。
肌への負担を減らす髭の剃り方
肌にダメージがあるからと言って、髭剃りをやめるわけにもいきません。それならせめて髭の剃り方を見直してみましょう。
使い込んで切れ味の悪くなった刃で剃っていませんか?毛の流れの反対から逆剃りしていませんか?髭が硬いままゴリゴリと力を入れて剃っていませんか?
切れ味の落ちた刃は、肌の角質層を肌への負担も大きくなります。T字カミソリを使う場合には、なるべく新しい刃で剃ります。また、コスト負担はありますが、肌にやさしいタイプの電動シェーバーも販売されていますので、そういったものに切り替えるのもおすすめです。
髭を剃る方向は、毛の流れに沿った順剃りが基本です。髭の濃い方や朝の忙しいときなど、ジョリジョリと毛の流れの反対から逆剃りをしてしまいがちですが、剃る方向を変えるだけでも肌への負担は大きく変わってきます。
また、剃る前には必ずシェービングジェルやフォームを使いましょう。たっぷり目に使うのがポイントです。
髭の濃い方や硬い方は、蒸しタオルで肌を温めてから剃ると効果的です。少し手間ですが、タオルをお湯で絞って数分剃る部分に当てているだけでも髭が柔らかくなります。
髭剃り後はしっかり保湿
髭剃り後に絶対に忘れてはいけないのが「保湿」です。
髭剃りで肌にダメージが蓄積され角質層は薄くなると、肌のバリア機能が低下してしまい、肌は乾燥状態になります。
保湿をすることで、肌が本来もっているバリア機能を整えることにつながります。
保湿は、化粧水だけでなく、乳液や美容液を塗って水分が蒸発しないように肌にフタをします。
保湿におすすめのアイテムは後ほどご紹介しますが、手軽に保湿をするなら、化粧水・乳液・美容液が1つになったオールインワンタイプのものが使いやすいです。
スキンケアの基本中の基本ですので、忘れずしっかり保湿しましょう。
紫外線
メロンパン肌のもう一つの原因となるのが「紫外線」です。
紫外線は肌老化の一番の原因で、肌のバリア機能の低下をまねき、皮膚のたるみやシワの原因となり、紫外線ダメージが蓄積されれば肌の弾力が失われ凸凹に固くなってしまいます。
男性は女性に比べると日焼けや紫外線ケアに対する意識が低い方が多いのが実情です。
加えて、女性の場合は、基礎化粧品にUVカット機能が入ったものも多く、日常的に紫外線対策ができています。
アウトドアや海・プールなどに行くときに日焼け止めを塗る方でも、普段の生活の中で日常的に日焼け止めを塗っている男性は少ないのではないでしょうか。
最近ではメンズのBBクリームなども増えてきており、UVカット機能のついたBBクリームを日常的に使う方も増えてきてはいますが、まだまだ限定的です。
日常生活に紫外線対策を
普段紫外線対策をしていない方は意識の持ち方を変えることから始めてください。
休日など屋外に出かけるときだけでなく、日常生活の中で紫外線対策をしていくことが必要です。
一時的な日焼けや炎症から肌を守るというよりも、何年もかけて蓄積されていく紫外線ダメージをなるべく早い段階から少しでも減らすことが大事なのです。
建物の中にいても窓ガラスにUVカット機能がついていなければ紫外線は届きますし、曇りの日でも紫外線は晴れの日と同じように降り注いでいて、常に紫外線にさらされていると言えます。
これまで日焼け止めの習慣のなかった方からすると手間に感じられると思いますが、肌のためを思って毎日塗る習慣をつけてください。
日焼け止めを選ぶときは、べたつきの少ないものを。また、UVカット機能を示すSPF・PAですが、日中室内にいることが多い方であれば、あまり強いものを選ぶ必要はありません。
強いものはUVカット機能は高いですが、肌への負担も大きくなってしまいますので、日常使いであれば、SPF20前後、PA++程度のものでも十分効果が得られます。
普段BBクリームを使われている方であれば、UVカット成分が配合されているものが多いので、成分を確認してみてください。
保湿も紫外線対策に効果的
日焼け止めは直接的な紫外線対策として効果的ですが、肌を保湿することも実は立派な紫外線対策になります。
本来肌にはバリア機能が備わっており、紫外線のバリアとしても働いています。
肌のバリア機能が低下していれば、紫外線を防ぐ力も弱くなり、肌へのダメージも受けやすくなります。
肌をしっかり保湿することでバリア機能が改善すれば、紫外線から肌を守る力も強くなります。
メロンパン肌の予防におすすめのオールインワンジェル
メロンパン肌にならないように予防するために、髭剃りの方法を見直したり、紫外線対策をすることが重要ですが、スキンケア面での対策としては「保湿」が大前提です。
肌の保湿におすすめの化粧水ジェルを2つご紹介します。
どちらも化粧水・乳液・美容液など保湿・肌ケアに必要な成分が1つにまとまったオールインワンタイプなので、いろいろと使い分けする手間もなく、簡単に使うことができます。
ZIGEN ジゲン オールインワンフェイスジェル
保湿にこだわるなら「ZIGEN」。スキンチェッカーを使った水分量も一番でした。
メンズコスメのオールインワンジェルと言えば、必ず名前が挙がってくるほどの最強保湿コスメとして名高い「ZIGEN」。メンズコスメを紹介しているサイトや口コミ情報でも絶賛され、雑誌などのランキング情報でも1位に選ばれることも多いコスメです。
保湿効果の高いヒト型セラミドが3種類、加えてヒアルロン酸やコラーゲンなど保湿成分が豊富に配合されており、これでもかと男性の肌の潤いにこだわったフェイスジェルです。
伸びがよく少量でもしっかり伸びて顔全体に満遍なく塗ることができます。塗ったあとはサラサラ系ではありませんがベタベタすることはなく使いやすいです。
保湿を最優先でしっかりスキンケアをしたい人におすすめです。
HOLO BELL トータルスキンケア保湿ジェル
人の肌と最も親和性の高いヒト型セラミドを配合し、高い保湿力ながらもベタつかないサラサラな使用感に加えて、低刺激なオールインワンジェルです。
高い保湿能力や使い心地、続けやすい価格設定など全てにバランスが取れていて、他社のオールインワンジェル製品のイイトコ取りをしたような製品です。
サラっとした使い心地を求める方、コストを抑えて保湿ケアをしたい方におすすめです。