薄毛男性が選ぶべきシャンプーと正しいシャンプー方法

薄毛の原因はさまざまにありますが、その中でも、30代40代の男性の薄毛の原因の一つとなっているのが、頭皮の汚れです。

男性は女性に比べて皮脂の量が多く、30代になってきますとさらに仕事のストレスなども重なり、頭皮にもベタベタとした皮脂が多くなってきます。

薄毛の予防として、髪の毛そのものに意識がいきがちですが、頭皮や毛穴を清潔にすることもとても大切です。

今回は、頭皮や毛穴を清潔にするためのシャンプー選の選び方やケアの仕方をいくつかご紹介しましょう。

スカルプケアシャンプーを使ってみよう

最近は、テレビCMやネットでも魅力的な男性用シャンプーがたくさん紹介されています。

そんな中で薄毛予防に効果が期待できるシャンプーとしておすすめなのが「スカルプケアシャンプー」です。

スカルプケアシャンプーはその名のとおり頭皮ケアに重きを置いたシャンプーで、低刺激なので皮膚を傷めず、頭皮から過剰に分泌されたベタつく皮脂を洗い流すことができるシャンプーです。

一般的なシャンプーは、価格も安く汚れをよく落とすものの、「ラウレス硫酸」や「ラウリル硫酸」など頭皮への刺激が強すぎる合成界面活性剤が使われていることが多く、頭皮環境を悪化させてしまうことがあります。

頭皮環境が悪化したり、頭皮や毛穴に汚れが溜まってしまうと、匂いの原因や、栄養不足から抜け毛の原因にもなってしまいます。

毛穴が清潔になり毛根がしっかりすると、髪の毛一本一本が生き生きとしてきます。かゆみやフケなどの自覚がなくても抜け毛が気になる場合には、スカルプケアシャンプーは非常に有効です。

正しいシャンプー方法


シャンプーを選んだら、次は洗い方です。
どんな洗い方でも同じでは?と思われるかもしれませんが、洗い方はとても重要です。

男性の場合は、お風呂に入る時間そのものが短い場合が多く、シャンプーに時間をかけることが少ないのではないでしょうか。
シャンプーをする際のポイントをご紹介しますので、少し時間をかけて洗ってみてください。

ポイント1:まずは湯シャンで汚れを落とす

まずはシャンプーを付ける前にお湯でよく髪の毛をすすぎます。単に髪を濡らすのではなく、お湯で頭皮と髪をしっかり洗います。

この最初のお湯だけでシャンプーする(湯シャン)段階で、汚れやホコリをある程度落とすことができます。汚れを落としてからシャンプーをすることでシャンプーで洗う時間も短縮でき、洗い上がりもきれいになります。
※皮脂の多い方やフケが気になる方は湯シャン前にブラッシングしておくとさらに効果的です。

ポイント2:シャンプーは手で泡立ててから使う

湯シャンである程度の汚れを落としたら、シャンプーをしていきます。

ここでも一つポイントがあります。

シャンプーを手に出して、直接頭につけて洗う方がいますが、これは頭皮にとって良くありません。頭皮にシャンプー成分がそのまま付着してしまうと、頭皮に負担をかけてしまったり、洗い残しになったりしてしまうことがあります。

シャンプーを手に出したら、両手でよく泡立ててから頭に使いましょう。

ポイント3:ゴシゴシと強く洗わない

泡立てたシャンプーを頭につけたら、髪全体を洗っていきます。

このときのポイントは、「ゴシゴシと洗わないこと」と「爪を立てて洗わないこと」です。

強い力で一気に洗うほうが皮脂もしっかりと落ち、洗いあがりも気持ちよく感じられるかもしれませんが、強くこすってしまうと頭皮に傷がつきますし、髪の毛も抜けやすくなってしまいます。

また爪を立てて洗うと、痒みも取れて気持ちいいのですが、こちらも頭皮を傷つける原因になってしまいます。指の腹を使って優しく洗いましょう。

最初に湯シャンで汚れを落としていますので、強く洗わなくても優しく洗うだけで髪や頭皮の脂汚れもきちんと落とすことができます。

ポイント4:シャンプーついでに頭皮マッサージ

シャンプーをする際は、一緒に頭皮マッサージを行って頭皮の血行を促進しましょう。

指の腹を使って、親指と他の4本で頭皮を揉み上げる要領で頭皮をマッサージします。頭皮をこするのではなく、頭皮を動かすことを意識すると効果的です。

このときも爪を立てないように気を付けます。

シャンプー&マッサージが完了すれば、洗い残しがないようにお湯できれいに流します。

シャンプーのあとのドライヤーも忘れずに


お風呂から上がった後はどうしているでしょうか。

自然乾燥でそのまま寝てしまう方もいると思いますが、濡れたままにしておくのは髪にとっても頭皮にとっても良くありません。

髪は濡れているとキューティクルが開いた状態で、傷みやすく不安定になっており、この時に髪がこすれると髪を傷めやすくなります。※タオルドライもこすらず抑えるように拭きます

また、頭皮も水分が残ったままの状態では、菌が繁殖しやすく、頭皮環境を悪化させてしまい、フケや抜け毛の要因にもなってしまいます。

お風呂からあがったら、ドライヤーでしっかり乾かすようにしましょう。ドライヤーには、熱い風が2段階の強さと冷たい風が出るようになっています。最初に熱い風を強くして頭皮を乾かし、次に弱めの熱い風で髪の外側を乾かします。

ここでのポイントは「あまり当てている時間をかけないこと」と「ドライヤーを髪に近づけすぎないこと」。

最後に、冷たい風をあてれば髪の毛のも落ちついて綺麗に仕上がりがます。そこまで面倒な場合は、一番強い熱い風のみでもよいので頭皮に水分が残らないようにしましょう。

ドライヤーの当てすぎにならないよう、髪を乾かす目安は8~9割程度乾かせればよいでしょう。あとは自然乾燥で十分乾きます。

さいごに

ストレスや加齢などいろいろなものが加わり、30代を過ぎると汗の量もさらに増え、頭皮に皮脂汚れが溜まりやすくなります。

サラサラのさっぱりした頭部は、見た目がきれいというだけでなく、髪の健康にもつながります。

睡眠をしっかりとったり栄養をとることも大切ですが、思う以上に頭皮の負担は年齢とともに増えていきます。シャンプーを替えてみたり、頭皮に優しい洗い方などを心がけるようにしましょう。

健康な髪は健康な頭皮からとも言われていますので、頭皮環境を整えるのは重要です。また続けることも大切です。髪は長い付き合い、継続して頭皮ケアを続けるようにしましょう。