年齢とともに増えてくる白髪。男性の多くは30代半ば頃から少しずつ白髪が目立ち始めて、30代後半から40代前半にかけて白髪染めを始めているようです
白髪染めは使い始めれば継続的に使うもの。きれいな髪色をキープするためには定期的に染め直しが必要になります。また年齢を重ねるうちに白髪が増えてくると、染めてもすぐに白髪が目立ち、白髪染めの頻度も増えてきたりと大変です。
目次
いっそのこと「白髪を染めない」という選択肢
髪全体に占める白髪の割合が大きくなった方や一定の年齢に達している方の中には、白髪があるのは年相応と捉え、「白髪を染めない」選択をされている方もいます。
リクルート社が実施した「白髪に関する調査(2014年)」でも、白髪染めをしない男性を対象に白髪染めをしない理由をアンケートしていますが、42.3%の方が「自然体でいたいから」という理由で白髪染めをしていない結果が出ています。
特に年齢が高いほどこの率は上昇し、50代男性では46.1%、60代男性にいたっては66.1%となっており、高齢になると白髪を真っ黒に染めることに抵抗のある方も多いようです。
おしゃれにグレーカラーを楽しむ
年相応と言っても、白髪をそのまま放置しているだけだと、老けて見えたりだらしなく見えたりします。特に黒髪と白髪がまばらに生えている髪であればなおさらです。
真っ黒に染めずに年相応の自然な髪が良いという方であれば、思い切って白髪染めで髪をグレーカラーに染めてみてはいかがでしょうか?
グレーカラーとは、グレーヘアーやグレーヘアカラー、アッシュグレーなど様々な呼び名がありますが、グレーという名のとおり、髪全体を白髪に近い灰色に染めてしまうものです。
白髪を黒く染めてしまって白髪を完全に隠してしまうのではなく、今ある白髪を活用しながら自然な髪色を作ることができます。
グレーヘアーにするメリット
- 年相応に白髪を活用した自然な髪色になる
- 生え際の白髪が目立ちにくくなる
- ロマンスグレーの髪がお洒落に見える
年相応に白髪を活用した自然な髪色になる
髪をグレーに染める一番のメリットは、白髪が出てくるたびに白髪染めで隠して黒く染めなくても、年相応に今ある白髪を活かしながら自然な髪色に近づけることができることです。
もちろん髪の色は重要で、髪が黒いと若く見えるものですが、バランスが大切です。顔は老けているのに髪だけ真っ黒になっている方も見かけますが、バランスが悪く何となく違和感を感じさせてしまうことがあります。グレーヘアーであれば、年相応の顔や服装にもマッチして自然な感じに馴染みます。
これなら、年齢を重ねた方の「自然体でいたい」「白髪を真っ黒には染めたくない」といったニーズにも合っています。
生え際の白髪が目立ちにくくなる
グレーに染めると生え際の白髪が目立ちにくいメリットもあります。黒く白髪を染めていると、新しく生えてきた白髪の生え際の白さが目立ってしまいますが、グレーの場合は、白髪が生えてきても染めた部分と白髪の境目があいまいで、白髪があまり目立ちません。
白髪が生えてきたからと慌てて染め直さなくても良いので、白髪ケアの頻度も少なくてすみます。
ロマンスグレーの髪がお洒落に見える
グレーヘアーに染めると、黒髪とグレーが混じった、遠目にはロマンスグレーのような髪色が演出できます。
白髪部分をグレーに変えるだけで見た目の印象は全く変わります。ジョージクルーニーさんや坂本龍一さん、岩城滉一さんのように、とはいきませんが、ヘアスタイルや身だしなみを整えれば、意外とロマンスグレーの似合うものです。
若いうちはあまり似合いませんが、年齢を重ねている男性ならではのカラーです。
グレーヘアーにするデメリット
- グレーヘアーが似合うにはある程度年齢を選ぶ
- 白髪の量が少ないときれいに染められない
グレーヘアーが似合うにはある程度年齢を選ぶ
今ではファッションとして若い方でもグレーカラーを楽しむ方もおられますが、普段の髪色としてグレーヘアーが似合う年齢は、やはり40代以上とある程度年齢を選びます。
年齢だけではなく、白髪の量や見た目の雰囲気といった要素もありますので一概には言うことはできませんが、あまり若い方がグレーヘアーにしても、違和感がありますし、単に老けて見えてしまうことが多いです。特に会社員の方であれば、急にグレーヘアーで出勤すれば周りからビックリされるかもしれません。
もし若い方でグレーヘアーに染めてみたいという方は、シルバーワックスのような一時的にグレーヘアーを試すことのできるワックス(一度のシャンプーで色落ちします)も販売されていますので、どのようなイメージになるか先に体験してみてから染めると良いでしょう。
白髪の量が少ないときれいに染められない
グレーヘアーに染めるときには、白髪にうっすらとグレーの着色をするだけで黒髪をグレーにするわけではありませんので、黒髪が多いときれいなグレーヘアーに染めることはできません。
グレーヘアー商品を販売しているメーカー(メンズビゲン)の説明を見ても、白髪が少ない場合は暗く染まりグレーヘアーにならないことから、白髪が髪全体の半分以上の状態で使用することを推奨しています。
白髪割合50%以下ならカラーシャンプーを使おう
髪の白髪量を見て、白髪が黒髪よりも少ないようであれば、まだちょっとグレーヘアーは早いかもしれません。
グレーヘアーの白髪染めを使っても、黒髪が強すぎてきれいな色には染まりませんので、その時は黒髪を活かして通常の白髪染めで髪全体を地毛に近い色に染めましょう。
おすすめはシャンプーに白髪染めの機能のついた「カラーシャンプー」です。
カラーシャンプーは、いつも使っているシャンプーに替えて使うだけで簡単に白髪ケアができる優れもの。1度の使用で黒く染まりきることがなく、使うたびに徐々に染まる白髪ぼかしのように使うことができます。
髪色にもよりますが、男性は黒髪の方が多いと思いますので、ブラウン系よりもブラック系のカラーの方が馴染みは良いと思います。
さいごに
ある程度年齢を重ねると白髪が増えるのは当たり前。自然のままに白髪をそのまま放置している方もおられますが、白髪と黒髪が統一感なく交じり合っている状態はあまりスマートとは言えません。
男性は年齢を重ねて見た目が老けてきても、清潔感はいつまでも保ちたいものです。白髪の量がある程度増えてきた方は、是非今回ご紹介したグレーヘアーをお試しください。白髪の割合が多いほどグレーに染めた時の馴染みが良くなります。
40代以上の男性であれば、大人の雰囲気もあり意外とロマンスグレーも似合います。自分自身の新たな魅力に出会えるかもしれませんね。