髪が薄いのは気になるけど、敏感肌の人は何かと肌トラブルになりがちなので、頭皮につける育毛剤となると、よけいに薄毛が進行してしまうのでは?と不安に思う方もいるでしょう。
実際に肌の弱い方が適切ではない育毛剤を使ってしまい頭皮環境が悪化するということもあります。
特に、年齢的に仕事も忙しく、生活習慣が乱れやすい30代から40代くらいの男性は、ホルモンバランスが崩れて薄毛の程度が進みやすくなりがちです。
すでにシャンプーで頭皮にダメージがあって困った経験のある人もいるかもしれませんね。
頭皮環境を整えるために育毛剤を使ったはずなのに、赤くなったり痒くなったり、吹き出物ができてしまったりすれば、どう考えても髪には良い影響がある訳がありません。
目次
敏感肌男性は育毛剤を使わないほうがいいの?
薄毛に悩む敏感肌の男性は育毛剤を使ってはいけないのでしょうか?
「いえ、敏感肌でも使える育毛剤があります。」
では、敏感肌の方がどんな育毛剤を選べばかいいかいくつかのポイントを覚えておきましょう。
保湿成分が配合されている育毛剤か?
敏感肌の人は、主に乾燥が肌トラブルの元になっています。よって、育毛剤においても頭皮を乾燥させないということがポイントとなります。
育毛剤は頭皮環境を整えるためのものですが、保湿することは薄毛予防にも役立つことから保湿成分が配合されているものが多くあります。
頭皮の角質層までしっかり水分を届けるためにも、保湿効果の高い成分が配合されている育毛剤を選ぶ様にしましょう。
ピロリドンカルボン酸ナトリウム
さとうきびや海藻から抽出される成分です。吸湿性と保湿力が高いのがこの成分の特徴です。
保湿成分としてよく利用されるグリセリンよりも刺激が少ないため、敏感肌の人でも安心して使用できる成分といえます。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は元々体内に存在する成分です。保湿性と保水力が高いのがこの成分の特徴です。
皮膚の深層には届きにくい成分ですが、角質層を保湿して深層部の水分の蒸発を防ぐ役割があります。
ヒオウギエキス
ヒオウギから抽出される成分です。ヒアルロン酸などの働きを促進する作用があります。
保湿効果をサポートするだけでなく、毛母細胞を活性化して頭皮環境を整える作用があります。
刺激成分が配合されていない育毛剤か?
敏感肌の人が注意したい点は、女性の化粧品でも気をつけることと同様のことが言えます。
男性は女性と比較してもスキンケアをしている人が少ないのでわからないという人もいるかもしれませんが、アルコール、保存料、香料、着色料は刺激成分として、敏感肌には大敵です。
アルコールフリー、添加物フリーの育毛剤を選ぶ様にしましょう。
効果の高い育毛剤にはミノキシジルという有効成分が配合されている場合がありますが、この成分は頭皮周辺の毛細血管を拡げて、血行促進効果があるのですが、効果の高い分、刺激も強く副作用の多いことも特徴です。敏感肌の人は特に気をつけなくてはなりません。
使用するにあたってパッチテストをする
頭皮といえども肌の一部、敏感肌と自覚しているのであれば、初めて使用する育毛剤の成分には慎重にならなくてはなりません。
どんな成分が刺激となって頭皮にトラブルを起こすかわかりませんので、まずは目立たないところにつけてみて、赤みや発疹、痒みなどがないか、必ずパッチテストをするようにしましょう。
敏感肌の人は育毛剤によって炎症を起こしやすいので、抗炎症作用のある成分のジフェンヒドラミンHCやグリチルリチン酸ジカリウムが配合されているものを選ぶと良いでしょう。
さいごに
30代から40代の男性にとって、仕事もバリバリ、そしてプライベートも充実しているそんな良い年代でもあります。
自分に自信を持って毎日イキイキと過ごすためには、薄毛の悩みはできるだけ解決したいものです。
敏感肌だと育毛剤の刺激が気になるところですが、成分に十分に気をつければ、安心して使える育毛剤を見つけることができますので、ぜひ、自分にあったものを探してみましょう。